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2018 久慈サイクリング
7月22日(日)、宮古サイクリング協会主催のイベントで 久慈サイクリング が行われました。
今回の参加者は、全28名。
会を追うごとに、どんどん人が集まるようになっているとの事です。
一昨年にも参加されているという一関の自転車クラブの方々と列車内でご一緒しましたが、当時よりも今回参加の人数が多いのにびっくりされていました。
弱ペダの影響もあるのか、ロードバイク人気も絶好調ですからね。
三陸鉄道宮古駅からロードバイクを列車に積んで久慈駅へ。
終点久慈駅からは自慢の脚とロードバイクで、宮古までの約100kmの道のりを帰って来るというとても楽しい企画です!。
宮古サイクリング協会さん主催のロングライドサイクリングは、この久慈サイクリングの他に毎年5月に行われる岩泉サイクリングもあります。
レースとはまた違って、長い距離をほぼ一日かけてロードバイクで走破するというのは、バイク乗りにとって何にも変えられない達成感があります。
このサイクリング最大の特徴は、風光明媚な三陸海岸のロケーションを横目に見ながらロードバイクで走るということに尽きます。
久慈から宮古間90km、アップダウンの激しい国道45号線を走り切るというのは本当にしんどいんですけど、サイクリストたちは気温30℃を超す炎天下の中、一人の脱落者もなく皆様完走しました。
宮古市のパーク&ライド
宮古市磯鶏のみかわ旅館からJR宮古駅まではJR山田線でもお隣同士の駅ということもあって、ロードバイクでも5分で着いてしまうのですが、今回私は敢えてクルマで行きました。
お蔭で先輩方からは大ブーイングです。
「近所なのに何故クルマ!?」
これには理由があります。
市営駅東口駐車場にクルマを止めて(パーク)、公共交通機関(JR、三陸鉄道、岩手県北バス)を利用(ライド)する際の駐車場料金を割引する制度があって、それを使ってみたかったのです。
詳しくは こちら 宮古市ホームページでどうぞ。
それには、今後当館でもロードバイクのイベントに参加される市外からお越しのお客様をお迎え出来るようにしたいなという思惑もあり、まずは手始めに自分が使ってみる事に。
自分がやったことじゃないと、なかなか人には薦められないもので.....。
パーク&ライドを使う場合は駐車場入庫の際の駐車券を利用する交通機関の窓口に持っていき、機械に通してもらわなければなりません。
その時にその交通機関のチケット(乗車券)も購入するのが条件となるようです。
この条件が適用になると、駅東口駐車場の利用料金が24時間500円で済んでしまいます。
今回のような三陸鉄道(以下三鉄)を利用する久慈サイクリングも勿論適用になります。
我々は車両貸し切りの団体扱いだったので、三鉄の窓口に行きチケットを渡すとすぐに機械に通してくれました。
AM6:00に入庫してPM17:00の出庫でしたが、ピッタシ500円でした。
最長8日間(8日×500円=4,000円)まで利用出来るそうです。
来年参加予定の方が居ましたら、是非ご利用ください。
あっ、そうそう、みかわ旅館のご利用 も合わせてお願いします!。
もちろん、本イベントに参加されるサイクリストさんの宿泊料金は勉強させていただきます。
AM6:30三鉄宮古駅集合
駅東駐車場でも自転車をクルマから降ろして組んでいる人が居たので、市外からの参会者さんかと思います。
自分も組み上げて三鉄の駅に向かいます。
既に20名程度集まって居ました。
三鉄さんの粋なはからい。
しかし、今日だけで6件の団体利用があるんですね。
三鉄さんも大忙し.....。
電車でGo!(いゃ、汽車でGo!)
7:02分発の三鉄久慈行(貸切車両)に乗車。
三鉄は電車では無くて、汽車ですので。
自転車はそのまま積めるのが嬉しいです。
しかしながら、さすがに今回の参加人数が26名ですので貸切車両1両には入りきれず、私を含めた数名は一般車両に積ませてもらいました。
そのお陰もあって、一関と仙台から参加された皆様と車内でご一緒させて頂き、久慈までの道中楽しく過ごさせて頂きました。
三鉄お約束、堀内橋梁付近で徐行運転とアナウンスをしてくれます。
AM8:36 久慈駅着
三鉄久慈駅着です。
三鉄の車内は冷房が効いていてピッタシ25℃、とても快適な列車の旅でした(そこまでは.....)。
しかし、トンネルに入る度に窓が湿気と気温差で曇ります。
この時点で、外との気温差があることが明らかとなり、これからの道中がどうなるのか.....不安が過ります。
願わくば、気温30℃以上にならないこと。
この時の気温は28℃。
まぁ、かわいいほうですが、これが30℃を超えると、気象庁から「過度な運動は控えましょう」的なコメントが出るんですよね~。
今さら引き返せませんから!。
開会式。
菅野さんより、参加人数28名、2班に分かれて走行する旨、そして休憩の予定などの説明がありました。
AM9:00過ぎ、2班に別れて出発です。
1班は脚に自信のある方(っぽい)、2班は比較的マイペースで走りたい方....的な感じで分かれました(ように思います)。
もちろん、鉄下駄鉄バイクの私は2班の最後尾スタートで.....笑。
道の駅 のだ
とりあえず、1回めの休憩地 道の駅のだ へ到着。
久慈駅からまだ11kmしか走っていないので、1回めのライドにしてはちょっと物足りない感もありましたが、気温は既に30℃を超えていました。
大事に行きませんと、熱中症になってからでは大変ですからね。
確かに、気がつけばジャージは既に汗でびっしょりです。
で、道の駅のだ名物 塩ソフトを皆様で購入。
長蛇の列を作ってしまいました。
一般のみなさま、ごめんなさい。
熱中症対策としては、水分補給も去ることながら塩分も適度に摂取しなければなりません。
また、ロングライドではこまめな糖分の摂取も必要になります。糖分が切れてしまうとオールアウト状態となり、突然筋肉が動かなくなり体に力が入らなくなります。
炎天下+ロングライドというシチュエーションではソフトクリームはベストな選択ですね。
まだ10kmしか走ってないんですけどね.....。
しかし、暑さとは裏腹に絶好のロケーションが続きます。
不幸中の幸いとしては、雲が多かったこと。ホント、この分厚い雲に助けられました.....感謝。
気温30度は確かに暑いんですけど、直射日光じゃないだけかなり恵まれたライドでした。
直射日光はアスファルトへの照り返しも発生するので、体感温度は増す一方で悪いことだらけ。
ロードバイク乗りにとっては、かなりダメージが大きすぎます。
日焼けもするし......汗。(←いまさら!?)
その後、三鉄堀内駅手前のパーキングで2回めの休憩。
愛車の鉄下駄鉄バイク仕様(つまり重ぃ....)&三陸海岸。
運営さんから1回目のドリンクの差し入れを頂きました。
とりあえず、ここで1回目の集合写真。
みんなまだまだ元気です。
久慈からここまでで20km走破。
ロードバイク乗りにとって、20kmなんてまだまだへっちゃらです。
その後、部分開通している三陸道を避けるように走行します。
なんせ我々は軽車両なもんで、自動車専用道を走られないのです......泣。
国道45号線から旧国道45号線へ。
恐らくこのブログ初登場?のわたくし、黄色のヘルメットです。
お前(自分)は何故笑っている!?
ヒルクライムで笑ってしまう弱ペダの小野田くん状態なのでしょうか?。
しかしながら金澤さん、ナイスショットありがとうございます!。
でも、今日はまだまだキツいヒルクライムしてないんですけどね....。
改めまして、画像提供は今回運営のサポートを担当して下さった、宮古サイクリング協会の金澤さんです。
いつもすばらしい写真をありがとうございます。
普代から国道45号線を離れる
普代からは国道45号線から県道44号線に入り、さらに海沿いを走ることになります。
画像では雲行きが怪しいように見えるんですけど、基本的には終始晴れでした。
走りながら撮影なので、ちょっとブレてます......。
田野畑の羅賀荘が見えて来ました。
この時点でお昼前のAM11:50くらいだったと思いますが、もう腹ペコ状態。
しかし、昼食休憩はまだまだ先、国道45号線に戻り ”道の駅たのはた” なので、もうちょっと走らなければなりません。
三鉄島越駅で隊列リセットのため、小休憩を挟みます。
(島越休憩、画像取り忘れです)。
全員が揃ってから、6km先の思惟の大橋に向けて走り出します。
この6kmはヒルクライム区間です、本日2回目。
でも、これを登らなければ昼飯にありつけない!。
ヒルクライムのいい練習になりました。
昼食
PM13:00 思惟の大橋着
皆さん、暑さプラスヒルクライムでヘトヘトでした。
ここまでで44km走破。
宮古まではあと60kmほどあります。
ここからが長いのでしっかりと食事+休憩を取っておかなければなりませんね。
昼食は菅野サイクル店主 菅野さんの奥様お手製のお弁当(因みに、奥様はプロのお弁当屋さんです)。
しかし!、弁当撮り忘れてしまいました.....反省。
かなりボリュームのあるお弁当でした。
美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。
後半戦
道の駅たのはた(思惟の大橋)から宮古に向けて後半戦スタート。
次の休憩予定地は 道の駅たろう なので、ここから22kmほどと本日のライドでは一度に最長距離を走破することになります。
国道45号摂待の登り坂が思った以上にキツくて、後半脚が動きませんでした。
走行距離は摂待までで75km。
北上夏油ヒルクライム練習のために重茂半島80kmライドを2週続けて行いましたが、これまでの走行距離とほぼ同等ながら、なぜか疲労感が違います。
今回のほうが疲れました。
以外に国道45号線の厳しいアップダウンが脚にきたようですね。
途中、疲労でフラフラしてしまい、登りで落車しかかりました.....笑。
最後の休憩 道の駅たろう
宮古まであと20km。
この時点でPM3:50でした。
「こりゃ~、宮古着は17:00を過ぎるな~」と皆さんが口々に話し始めます。
確かにクルマであれば20分程度で着く距離ですけど、自転車となるとそうは行きません。
しかも、田老から宮古までの区間はゆるやかな登り路線なので、速度も上げられず、地味に脚に来ます。
またまた2班に分かれてゴール地点、宮古を目指します。
上り勾配でバイクに乗りながら片手でカメラを構えるというのも結構しんどいんですけど、ブログネタのために何とか撮り続けますが脚も手ももフラフラ状態です。
もっと体力付けないとダメですね。
途中区間は頑張って前のほうにへばりついていたんですけど、脚を使いすぎてしまったのでここからはマイペースでゆっくり行くことにします。
最後の最後にサポートカーのご厄介になりたくありません。
田老~宮古間はいろいろと危険
一般ドライバーさんからすればきっと、日曜日の夕方に26台の自転車が連なって国道を横断しているというのは邪魔でしか無いのでしょう。
ましてや、宮古~田老間は三陸道もまだ開通していないので、今日走った区間では最も交通量も多く且つ、トンネルも5つあるため、かなり神経をつかいました。
通り過ぎるクルマのアクセルの踏みかたを聴いていると、我々がどれだけストレスを掛けている(いた)かが分かります。
が、しかしながら、もうちょっと温かい目で見て頂きたいのです。
自転車も道交法に乗っ取って走っています。
クルマからすれば自転車は邪魔でしょう。
しかし自転車からすれば、クルマは危険でしかありません。
学生と違い、我々大人のロードバイク乗りは普段もクルマを使うものたちです。
双方の気持ちが分かります。
一般のドライバーさんで普段も自転車に乗るという人はごく稀でしょうけれど、学生時代に自転車で移動していた時の事を思い出して欲しいのです。
クルマに対して怖い想いをきっとされていたと思います。
もしくは、ドライバーさんのお子様も自転車の通学で同じ思いを経験されているかも知れません。
無理な幅寄せ、抜き際の無駄なアクセルの煽り、挙句の果てにクラクション、あからさまな邪魔だ!アピール。
普段も国道を走りますが、昨日は台数が台数だっただけに特に感じました。
三陸道が繋がれば、先を急ぐドライバーさんにもイライラをさせる事も少なくなるでしょうけれど、その間ご迷惑をお掛けしますが、どうか暖かく見守ってほしいのです。
我々としても、出来る限り迷惑を掛けないよう、交通ルールを守り走りたいと思います。
宮古着
PM17:00、無事に宮古着。
中央が すがのサイクル店主の菅野さん です。
高校時代から28年間、ずっとお世話になりっぱなしです。
今回の企画は宮古市の方のみならず、青森八戸、大槌、盛岡、一関、仙台の方も参加されました。
もっと居たかも知れませんが、全ての方とお話出来ませんでした。
次回は全員とお話できるよう頑張ります。何分人見知りなもので......。
まとめ
走行距離: 101.59km
時間: 8:06:24
高度上昇量: 1.554m(総上昇距離)
消費カロリー: 3.325kcal
最高速度は田野畑の県道44号下りで68.3kmでした(笑。
高度上昇量と消費カロリーは過去最高でした。
大腿四頭筋はすでに悲鳴を上げています.....笑。
相変わらず筋肉に負担を掛けるペダリングしか出来てません、毎回のロングライドでの反省点でもあります。
来年からは、これらのイベントに訪れる市外県外の方のために、みかわ旅館を開放しようかと考えています(需要があれば....ですが)。
うちで前夜祭とかも楽しそうですね~。
是非、県外市外の方はみかわ旅館までご一報ください。
みかわ旅館のオーナーはNISHINIのクロモリが目印ですので、イベント中でも気軽に声をかけて下さいね。↓
(あっ、来年はフルカーボンの新車になってますから!....笑)。
今回のイベントに際し、宮古サイクリング協会の皆様には大変お世話になりました。
サポートカーまで出して頂けると我々は安心してライドができます。
それでは皆様、来年もまたお会いしましょう!。