今日も一日が終わろうとしています。
先週金曜日からご宿泊頂いていた3業者さんも明日の朝にはお別れです。
宿泊日数が一日一日増えるにつれて序々に会話も弾んでくるのですが、お別れ前夜になる頃には結構深い会話になっていたりします。
慣れてきた頃にお別れというのも、ホントに切ないものです。
暫くはもう宮古には仕事に来ないとの事でしたが、いつも日かまたご来店頂ければと思います。
旅館業とは、一時の宿とおいしい料理をお客様に提供するものですが、お客様との距離はどの接客業よりも近いと感じています。
接客業も飲食店を中心に色々とやってきたのですが、旅館業ほど気づきと気配り、決め細やかなサービス力を要求される過酷な業態は少ないのではないでしょうか。
1泊2日という長い時間をお客さまに提供し、その時間の間ストレスなく快適に過ごして頂ける様、様々な気配りが非常に重要になります。
今日の夕食時に話し込んだお客様、工事関係の職人さんなんですが、職人は他の宿に行けば結構なほど雑に扱われる事が多いと聞きました。
がっかりします。と同時に「では、うちはどうなのか?」という疑問が頭によぎります。
観光客であっても、職人さんであっても、私の旅館に泊まって頂いたお客様には関係の無い事です。
同じお金を頂戴するのに、サービス面、料理で差別をするのは論外です。
宿泊単価、客単価が変わればサービスが変わるのは当たり前ですが、接客の根本を崩して差別してはいけないと考えます。
まだまだ自分の旅館業としての歴史は始まったばかりですが、今の初心を忘れるべからず、顧客満足度 市内No1 を目標にこれからも精進しなければと考えこんだ夜でした。