哲学

10年後の自分

2014年12月3日

事業で成功した人の一部かも知れませんが、その一部の人の大半の方は、誰もやっていない事を一番最初に始めた事で成功を収めた方も多い事でしょう。

だれもやっていない事。

それは専売特許的発想の持ち主な訳です。

旅館業でも、多方面で色々な新サービスを提供しているという情報も目にしますが、一人がやり始めれば、周りもこぞって始める。

発想をする事自体は、実は誰でも出来るんです。発想するだけですから。ちょっと頭をひねれば、誰もやっていない事を思いつくなんてたやすい事。

しかしながら、それを実践するかしないかで、人の分岐点は変わると思うんです。成功したい、だれもやっていない事を始めれば絶対に成功する!と考えていても人は実践出来ない。

それは、その事を始めた事によって今を失うのが怖いのだと思います。

現に私は、自身で事業を始めた事で既に犠牲となっている事が多々あります。家族との時間、自分の時間、安定した収入、大好きだった職場とか。

でもそれは始める前から何となくではあったけど分かっていた事。私の人生の中では大した痛手にはなりません。それよりも現状をどのような施策を持って打開し、5年後・10年後自分がどうなっていたいか、その事を考える事にワクワクするようにしています。

家族を犠牲に・・・とはいいましたが、これは家族をないがしろにしているという意味ではありません。ここでは、家族の我がままを今までの100%のうち半分しか聞いてあげられていない・・・という都合のよい解釈をする事にします・・・笑。

家族をないがしろにしたところで成功しても、私には何も残らないでしょう。でも時には家族を切り離して勝負に出ることも大事と思います。重大な決断をするときのリーダーは常に孤独なものです。

この事業を始めた事で、10年後の自分のあるべき姿がぼんやりと見えてきました。在るべき姿とは、自分がなりたいと思う自分になれているかという解釈です。

そのような目標も持たずに日々の業務を淡々とこなしているのでは、刑務所で服役しているのと同じ事。今は午前中に汗水流して風呂掃除をやっているけど、10年後のこの時間はきっとコーヒーを片手に新聞を読んでいる・・・という妄想をしながら、毎朝午前中にせっせと風呂掃除をしている私は、10年後のこの時間に必ずコーヒーを片手に新聞を読んでいる自分を妄想しつつニヤけています・・・笑。←(ただの危ないおっさんだな)。

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