それでは、先日の松の木の移設の続きです。
旅館に到着したユニックから松の木を下ろす作業から。
移設直前にあれだけ剪定して貰ったにも関わらず、この通りギリギリです・・・。
裏から撮ってみました。
こんなに根の部分を正面から観る機会なんてないでしょう。
普段は土の中ですからね。
松の方向を変えるために、一旦ワイヤーをかけている部分を変えます。
クルッと方向転換。枝ぶりの良い面が正面になるようにするための大事な作業です。
見事に収まり、正面が決まりました。両端の建物までの距離は30cm程度、ホントぎりぎりです。
あとは地中に埋めるだけですが、松は深く埋めてはダメなそうです。
深く埋めてしまうと、根が余計な水分を吸ってしまい根腐れしてしまうのだそうです。
植木屋さんでも知識の無い方は、深く埋めないと強風で煽られて倒壊してしまうからと深植えする方もいるそうですが、深植えした松はその後元気に育たないのだそうです。
なので、「移設後は、絶対に人口的に水をかけないで下さい」と言われました。
その後、浅植えした松を強風による倒壊から守るため、ワイヤーを東西南北に張り巡らせます。
根が落ち着くまでは、ワイヤーを張ったまま1年程度様子を見るのだそうです。
このアングルが超お気に入りです。
1年ぶりに実家に戻ってきました。
お帰りなさい。
我が、みかわ旅館のシンボルツリーです。