目次
困ったお問い合わせ
今年の4月の初め、ホームページの ”お問い合わせ” より1件のご予約を頂いておりました。
これです⇩⇩
この "お問い合わせ" とは、他のウェブサイトでもよく見かけます。
主にホームページに設置していますが、「分からない事があればご質問を賜ります」的なものですね。
ここに質問等を記入して送信ボタンを押すと、予めホームページ上で設定してあった当館のメールアドレス宛にメールメッセージとして受信されます。
当館のホームページにも例外なく存在する ”お問い合わせ”。
実は昨日、困ったことが起きてしまいました。
まさか海外から!?
遡ること今年の4月、このお問い合わせより1件のメールが届きました。
ドイツのお客様で、
「8月26日に4名素泊で泊まりたい!」
という内容でした。
いや、「空室はありますか?」という打診ならともかく、
「8月26日に大人4名で泊まるので2部屋用意して欲しい」
というこのメールで予約を確定させてくれ!という内容だったのでした。
勿論、この内容だけでは情報不十分なので、本来であれば予約をお受けする訳には行かないのです。
今年の4月に4ヶ月後である8月の予約を入れられた訳です。
空室があったので当然お受けする事にしたのですが、こちらも2,3伺いたいことが多数あったので(性別、チェックイン予定時刻、食事有りなし、連絡先電話番号など)返信メールを送りました。
しかしながら返事がありませんでした。
もしかしたら当日キャンセルされるかな?と4月からずっと悪い予感を抱いていたものの、その予感は的中。レスポンスが無いことにはどうにも連絡の取りようがありません。
相手の電話番号も分かりませんしドイツ語だって話せません。
いたずらだったのかも知れませんね.....。
第一に、この ”お問い合わせ” にてご予約を入れるという行為を当館では禁止しております。
万が一、該当日が満室なのにお客様より一方的に予約を居れられた場合、最終的にクレームに発展してしまいます。
ウェブサイト上で予約のシステムを入れている宿泊施設さんは多数あれど、大手エージェントさんの予約システムを導入している施設さんが殆どなので満室時にブッキングしないように上手く出来ている訳です。
当館の場合は単なる ”お問い合わせ” ですので、このフォームから一方的に予約を居れられてしまうと私も困ってしまいます。
上記の様に記載していても、外人さんが日本語をどれだけ理解してお問い合わせを送信されたのかも定かではありません。
結果、昨日深夜までお待ちしておりましたがいらっしゃいませんでした。
しかも、悪い時には悪い事が重なるもので、別の工事業者さま2名1組もドタキャンとなってしまい音信不通です。
計3部屋6名様のご予約を失ってしまい、用意していたお食事も手を付けずに廃棄処分となってしまいました。
何とも宿泊業とは難しいものですね。
そして、昨日のうちにホームページに設置してあった ”お問い合わせ” を撤去しました。
どうにも上手な運用の方法の糸口がつかめません。
このような疑わしい使われ方をされてキャンセルが相次ぎますと、当館としては死活問題となります。
電話で予約して下さいね!
と表記しても、外国人さんには伝わりません。
第一、開業前にホームページを夜な夜な作っていた時には、まさか海外からこんな予約が入る事態など想定していなかった訳ですから.....。
これはまたまた、リスクの神様ではないですが、 「危機対策室もの」 です。
そうなれば勿論私が室長を努めましょう!!
すべての事業責任は経営者にあります。
このような事態を想定せずに、安易にホームページを作ってしまったのも私。
でも、あまりリスクの事ばかり考えていると、実際何も出来なくなりますよね。
人生、毎日が試行錯誤の繰り返しです....。