震災に負けず立ち上がった宮古の名も無き旅館の記録

みかわ旅館のブログ

旅館の業務日誌39

2015年5月13日

台風6号が今日にでも東北に遭遇するのか?と昨夜から構えていましたが、気がつけば温帯低気圧に変わり、何事もなかったかのように現在晴天に恵まれている岩手県宮古市です。

ところが、朝食ご提供のピークを迎える午前6:13分、いきなりの地震

宮古市震度5弱でした。

震源によっては津波の影響を一番に心配しなければならないので、テレビのチャンネルをNHKに変更し、情報収集をしておりました。

地震から10分後、津波の心配は無いとの報道があり、ホッと一安心。営業再開後、初めてお客様を避難誘導しなければならないか?と緊張の連続でした。

ホッとしたのは宿泊中のお客様も一緒だったようで、その後続々と1階の食堂に朝食を召し上がりに集合されましたが、朝一番の会話はやはり地震の事。

皆様、朝食を召し上がりながら、熱心にNHKのニュースに釘付けになっておりました。

地震の際の避難訓練もやっておかなければならないと改めて痛感しました。

連休が開けてからというもの、工事のお客様がメインとなる客層になり・・・というか戻ったといったところが正解ですね・・・と、いつもながらの日常を感じていますが、日々入れ替わりもあり、それはそれは楽しい毎日です。

お客様との会話を通じて、その業種の詳しい仕事内容などを伺う事も出来て、日増しに雑学も増えている事も実感したりしてます。

でもでも、一番に気になるのは、現在提供している食事。

長期の連泊のお客様が多い都合上、食事に対して飽きさせない創意工夫は本当に神経を使います。なので、特に長期のお客様との会話の中では、「何か食べたいものはないですか?」とか「明日お肉系が良いですかね?」という投げかけは常にしています。

でも、大概のお客様は、「なんでも良いよ!」と言ってくれますが、本当に食べたいものを提供して喜んで頂きたい・・・という思いが強いので、こちらとしては本心で話してくれたほうが助かるのですが・・・やはり気を使われるのでしょうね。

先週末の土曜日は、お客様からのリクエストもあり、カレーラースと唐揚げにしました。

調理の過程をブログにUPしようと、ところどころ写真を撮っていたのですが、とちゅうからぱったりと撮影を忘れてしまいまして、これでは記事にならん!!という事でUPは断念したのでした。ですので、気休めで断片的にてすが、調理風景をUP!!.

みかわ旅館のカレーライスも今回で10回目の提供をしましたが、日々進歩しています。最初の提供時はかなり自信が無かったのですが、今回はお客様も去る事ながら身内からも好評だったので、ようやく自信がつきました。

でも、嫁からキツ~い一言。

「でもカレーって、ハズレが無いよね~、誰が作っても同じというか・・・・」

なんと!、旦那に向かってそんな口が聞けるようになったとは!、見上げた度胸だ!!

という一コマもありました。が、夫婦の危機までには至っておりませんので、あしからず・・・。

詳しいレシピは、機会があれば近々UPします。

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