震災に負けず立ち上がった宮古の名も無き旅館の記録

みかわ旅館のブログ

みかわ旅館の業務日誌58

2015年9月23日

シルバーウィーク最終日

お早うございます。

あっという間にシルバーウィーク最終日です。

 

宮古市の期間中の空の天気は晴れの日が多く絶好の行楽日和となりました。

 

先週末から約2組の観光のお客様を受け入れるも実は8月の時点で9月の客室はほぼ埋まっていたので、シルバーウィークは観光客さまの受け入れが出来ませんでした。

期間中も夕方になると、飛び込みの方の電話が鳴りっぱなしという状況でした。

 

これには、ゴールデンウィーク中との決定的な違いがあるのです。

 

因みに、ゴールデンウィークにUPしたブログです。

 

 

 

 

工事業者さんはお仕事

復興関係の工事はゴールデンウィーク期間中は現場がお休みとなったので当館に宿泊している工事関係の皆様も帰られていました。

そのため観光のお客様の受け入れが出来たのですが、シルバーウィークに関しては現場は現場続行なんだそうです。

 

8月の時点でこの期間中の工事関係の予約がどんどん入ってくるので、とある業者の担当者さんに聞いてみたところ、

 

「あぁ、我々はシルバーウィークなんて関係ないよ!!仕事!仕事!」

 

なんだそうです。

 

しかも、その業者さんでほぼ満室です。

 

この状態で観光のお客様の受け入れも難しいのです。

しかしながら、市内は関東圏を中心とする他県ナンバーでイッパイです!。観光のお客様は期間中も工事が続行などという事前情報など知らぬまま、恐らく「現地で適当に宿を探そう」という感じでお越しになった方が多かったのではないでしょうか?。私もちょっと反省!!。

 

「このブログで事前に記事にすればよかった....」と。

 

とは言っても、このブログのアクセス数なんでたかが知れています。しかし、少なからずホームページを見て電話頂いた方も何名か居られた様子。

HPのトップページにでも情報をドーン!と載せておけば、何かの役には立てたのではないか??と反省しました。

でも、これは観光協会や行政がやっていてもおかしくないのですけどね....。

そもそも市全体として、観光のお客様に対しての気配りや配慮が足りないように思います。

情報発信不足、それに見合ったサイトも構築できていないので.....。

空室状況なるものの存在はあるみたいですけど、果たして一日にどのくらいのPVがあるのかも微妙なところです。

 

 

当館としては、現在のところ復興工事関係の業者さまの宿と化していますが、観光旅館に徹するならば、そのような情報発信はうちだけでも確実に行いたいと思ってます。

本来であれば市内の各宿泊業者同士が連携して色々と出来ればいいのですが......。

 

 

今後の宮古市は....

復興工事が終わったらどうなるんでしょう....この街。

今考えていてもゾッとします。

みんな、本気で考えているのかな?危機感とか、向上心とか無いのかが不思議です。

確かに、来年は岩手国体もありますし、3年後には室蘭~宮古のフェリーの定期就航も決定しましたし、2019年には釜石市のラグビーワールドカップ開催も決定しました。

そのような一時的な流動人口の向上が見込まれるからとて油断は出来ません。

いや、フェリーに関しては一時的ではなく定期的と表現したほうがよいかも知れませんね。

待っているだけではダメだと思うのです。自らが頭を使って行動に変えられなければ。

私も私なりに頭は使っているのですが、何分処理速度も遅いですしデュアルコアでもないですし、HDDの容量も足りないのでなかなか これ!といったアイデアが浮かんでおりません。

でも、一応毎日何かしら考えてます。

それをどのタイミングで行動に移すかは、周りの状況を見てから決断するつもりではおりますが、宮古市の市場の変化がいつ、どのように変わるかなんて誰にも分からない事だけに慎重に見極めなければなりませんね。

復興工事が終わった後の被災地をどう活性化していくのか、今のうちから皆が本気で考えなければ宮古市の将来はありません。

少なくとも、私は今後の事を今までも、これからも真剣に考えて行動に移す事を前提に今後の観光ビジネスを真剣に考えたいと思っています。

 

 

  • B!