震災に負けず立ち上がった宮古の名も無き旅館の記録

みかわ旅館のブログ

旅館の業務日誌38

2015年5月7日

おはようございます。

ゴールデンウィークも終わりましたね。

皆様、沢山の楽しい思い出を作られましたか?

またまた、連休中もお仕事三昧でどこにも遊びに行くことが出来ず、ただただ疲弊した方もいらっしゃると思います。

みかわ旅館は、4/29(水)付近から観光のお客さまを受け入れし、昨日の5/6(水)全ての観光のお客様が帰られ、同時に昨日より工事のお客様が戻って参りました。

ただ、昨日の夜は夕食なしの日でしたので、午前中の早いうちに館内の清掃を済ませて、せめて半日くらい家族サービスでも・・と思い急ピッチで清掃をしておりますと、息子から内線電話が。

「パパ、お手伝いします」

と。

彼が手伝いに来たのは勿論初めての事でした。

パパ、ママが疲れているから僕もお手伝いするよ!

なのかと、最初は涙モノだったのですが、彼の一番の狙いは・・・早く掃除を終わらせて遊びに連れてってくれ!! でした。

下心見え見えですから・・・。

しかも、一見手伝っているかのように見える上の写真、実は掃除機作業終わってますから!。

でも、理由はどうであれ手伝ってくれるという子供の気持ちはありがたいです。

観光のお客様は、北は青森県から、南は京都、静岡、神奈川~東京、お隣宮城県まで。

沢山のお客様とふれ合い、改めて旅館業の本質を垣間見る事が出来ました。

料理に関しても、基本は普段と比べてもほぼ同じ食材を使用しましたが、刺身に関しては特に地物を・・・と思ったのですが、この時期の生で出せる刺身類は三陸は非常に乏しいものがありまして・・・。上の写真の中トロも、実は和歌山県産だったりします。

サーモンはチリ産、エビはアルゼンチン産と、えっ!三陸産一つも入ってないやん!という非常事態でしたが、地元では採れないので仕方ありません。

その代わり、サイドの小鉢で勝負!!

宮古産、ブリステーキのにんにくネギソース、こちらは若女将の得意料理でしたのでG/Wメニューに採用。

宮古産のもずく酢。

そして、おなじみのホヤ酢。調理はわたくし。

ししとうと手羽の煮付け。こちらは大女将作。

刺身は常に私が切ってますが、只今修行中の身ですのでご愛嬌を・・・。

こちらにあさりの味噌汁がついたのですが、撮り忘れました・・・スミマセン。

勿論、色々と反省すべき点も多かったゴールデンウィークでしたが、皆様喜んで帰って頂いたように思います。

お盆の予約もしたいんですが・・・という嬉しいお言葉もあったのですが、「諸事情によりお盆は休みます」とお伝えしなければならない切ない一面もありました。

日々お客様が入れ替わる観光旅館は、工事の長期受け入れ時とは違う心遣いが求められますが、お客様との会話も弾み、やりがいのあるゴールデンウィーク営業でした。

期間中ご来館下さいましたお客様に、改めまして感謝申し上げます。

有難うございました。

  • B!