いきなりのこのタイトルで、初めて当ブログをご覧になった方には一体何の事か?といったところでしょう。
という訳で、取りあえず過去記事を御覧ください。
当館は、東日本大震災にて被災し、震災から3年と半年が経過した昨年の秋、新たに旅館を建築して営業に至りました。
建設時に足場を組むスペース確保の為、先祖代々受け継がれてきた 「松の木」 を一旦敷地からお引っ越ししなければならなくなったわけです。
というのも、それほど敷地が広いわけでもなく、建物を建てるととても植物など植えるスペースがあったものではありません。
ご覧の通りです。
そして、この旅館の左下をズームしますと
怪しいスペースが現れます。
別の角度から
この写真の奥側がお客様用の駐車場となっていますが、その駐車場からのアプローチ部分、奥からまっすぐ伸びたアスファルトが手前側になるにつれて極端に広くなっています。
建物の設計の段階で、設計士さんにも将来松の木をこの敷地のどこかに植え戻したいとの希望を形にして頂いたた結果なんです。
この部分に、松の木が帰ってきます。
その張本人様、松の木は現在の旅館から2軒先のご近所の空地をお借りしております。
去年の5月に移設しましたので、約1年間もこの地をお借りしての仮住まいだった訳です。
ところが、この松の木、一冬越したのは良いのですが、一部分が枯れ始めていました。
今日の朝、造園やさんから連絡が入り、「2~3日で移設出来ると思います」との話だったのですが、その時に 「松の一部分が枯れ始めている」 との話をしました。
造園やさんの話では、
「うちの敷地からこちらの敷地への移設時に、大きく広がった根を半分程度切ってしまったため、地中の水分を吸収する能力もその分減ってしまった。生命力を維持するために自ら一部の葉を枯れさせて、木全体が生き延びられるようにするため」
なのだそうです。
恐るべし・・・・、植物の力!!。
勿論、それ以外の部分は春先になってから、以前青みが増して至って元気なようにみえました。
1年間、寂しい思いをさせてしまいましたが、今週末にいよいよお引っ越しです。
引越し時の情報は、また改めて、このブログにて紹介したいと思います。
追伸、新聞社も取材に来るそうです。