大槌ヒルクライム2019も終わり
読者の皆様こんにちは(こんばんは)。
三陸沿岸での年に一度のロードバイクヒルクライムイベント”おおつち新山高原ヒルクライム”。
今年も参戦してきました。
ロードバイクネタなので普段であればこのブログで紹介すると一昨年あたりに決めたところですが、実は2018年にロードバイク専用のサイトを別途立ち上げた都合、ロードバイク記事はそちらのサイトにて紹介しています。
興味のある方は是非、覗いてみてください。
結果としては、昨年のタイムを大幅に上回りましたヨ!。
管理人は確実に?速くなっているようです....笑。
初のミニイベントへ
6月2日の日曜日、とても楽しいミニイベントに行って来ました。
地元のサイクルショップ 菅野サイクルさん主催のミニイベント、”三鉄駅巡りライド” というサイクリング企画です。
これは、三陸鉄道リアス線の宮古以南の駅である、当館の最寄り駅 磯鶏駅(そけいえき)から釜石市の両石駅(りょういしえき)までの区間の三鉄駅をロードバイクで廻るという企画です。
企画の案内があった瞬間に
とワクワク感がたまりませんでした。
本記事では、その参加の様子などを紹介していきます。
AM8:45 自宅を出発
AM8:00には出発の準備が出来ていたものの、出発前になって色々とトラブル。
だの
が始まります。
前日から準備をしておけばいいものを....。
あ、一応直前までは旅館の清掃作業をば。
朝からちゃんと仕事はしております。
①チェックポイント 磯鶏駅へ
当館から僅か300mの磯鶏駅。
AM8:50 磯鶏駅着。
当日どのくらいの人数が集まるのかもわからないまま、磯鶏駅にロードバイクで向かいます。
10分前に行ったにも関わらず、もうすでに皆様集まっていて、磯鶏駅での集合写真の撮影が終わっていましたorz....汗。
これでも10分前ですぞ!。
いや、よくよく考えたらAM9:00磯鶏駅出発なので、10分前に来る自分が遅かったデス....反省。
常識的には15分前には到着してないとですね。
しかも、自分ちが一番近いので.....。
なにせ、参加者の一人のKさんは、わざわざ釜石からの参加ですぞ!!。
他の3名はほとんど同じ磯鶏地区からご参加の顔見知りサイクリストの先輩方です。
まぁ、サイクリストの朝は早いということで。
なので、先日の三鉄開業のときの写真でも載せておきます....笑。
皆様とご挨拶がてら顔合わせを終えた時点で、次の駅 ”八木沢・宮古短大駅” へと向かいます。
②チェックポイント 八木沢・宮古短大駅
AM9:02 八木沢・宮古短大駅。
この度の2019.3.23の開業にあわせて新設となった八木沢・宮古短大駅。
ホームで記念撮影。
やはり出来たての駅は立派ですね。
普段からトレーニングコースとして駅の前は通過しますが、こうしてホームに立ったのは初めてです。
③チェックポイント 津軽石駅
AM9:26 津軽石駅。
本気で踏めば10分足らずで着く駅ですが、国道45号線の海岸線の防潮堤を悠々とライドしてきたので30分ほど掛かりました。
今回のコンセプトは”ゆっくりライド”ですので....。
宮古工業高校出身の私が在学中にお世話になった高校最寄りの駅。
とは言っても、鉄道を使うのは雨の日ぐらい。
なんてったって、高校生からサイクリストでしたので....。
津軽石駅は駅舎はそのまま、トイレのみ新設です。
懐かしさが漂います。
④チェックポイント 払川駅
AM9:37 払川駅。
津軽石駅とそれほど離れていません。
こちらも今回の開業で新設となった駅。
地元住民さんの熱いラブコ-ルに応じて作られた駅とのこと。
この駅の凄いところは、住民の皆様が駅を新設してほしいと要望を出した時点で、地元の地主さんから所有地の提供の打診があったらしいです。
つまり、「自分の土地を提供するからここに駅を建てて欲しい」
ということなのでしょう。
もちろん、有償で売却でしょうけれど、とても粋な計らいですね。
近隣住民さんの熱意も凄いけど、それに応じる三鉄さんの行動力決断力も凄い!。
それにしても、今日は天気に恵まれました。
ホント、空と緑が綺麗!。
⑤チェックポイント 豊間根駅
AM9:53 豊間根駅着。
こちらも個人のトレーニングコースのルート上に位置しつつ、立ち寄った事がありませんでした。
場所は変わってませんが、ホーム・駅舎は新しくなっていました。
⑥チェックポイント 陸中山田駅
今回の区間の中で一番距離が離れていると思われる(多分...)、豊間根~陸中山田駅の区間。
移動距離の長さはロードバイクの機動力で補います。
宮古~山田間は国道45号線の通称ぶな峠ではなく旧道を使います。
実はこのルートも重茂半島ライドに一人で行く際のトレーニングロードなのでした。
こんな山道をしばらくの間ひた走りました。
山道(ヒルクライム)は得意です.....笑。
AM10:28 陸中山田着
さぁ、山田駅に到着しました。
宮古~釜石間では一番規模の大きな駅です。しかも貴重な有人駅。
それはそうです、鈴木俊一代議士のお膝元ですから。
有人駅なので勝手にホームにロードバイクを持ち込んでの撮影はさすがにNGかと思い、諦めて新築の駅舎をバックに撮影....と思いきや、同行中の一人の先輩が山田駅の駅員さん(パートさん)にホームへのロードバイクの持ち込みと撮影の許可をお願いしていたらしく、何と!あっさりと許可を頂いたとのこと。
山田町、熱いですね!。
山田の駅では駅員さんではなくて地元の方でしょうか?パートの方が駅舎に勤務されていました。
ホームに到着する車両へ手を振ったり、キビキビと勤務されているのが印象的でした。
そして、山田駅を後にする我々に対しても、わざわざ駅舎から出てきて下さり手を振って見送りをしてくれました。
山田町、そして陸中山田駅、ホントに熱いです!!。
⑦チェックポイント 織笠駅
AM10:50 織笠駅着。
こちらも駅舎とホームは新築です。
”新設”ではなく”新築”です。
駅までのアクセス道も新設のようです。
ホームもとても綺麗。
山田駅からはそんなに離れていないものの、近隣は住宅街なので、それなりの利用客が見込めるのでしょう。
この織笠駅にて、5人で連れ添っていたうちの一人、M先輩が午後から仕事のために離脱します。
寂しくなりますが、ここからは自分含めて4名でのライドです。
⑧チェックポイント 岩手船越駅
AM11:05 岩手船越駅。
場所は変わっていません。
船越の青年の家で合宿をした小中高生の頃、この岩手船越駅が最寄り駅だったのでよく利用していたのを思い出します。
近隣の町並みも30年前とそれほど大きな変化はありません。
懐かしかったですね。
⑨チェックポイント 波板海岸駅
こちらは馴染みのない駅でしたが、駅舎は新築になってました。
国道45号線から入組んだ町道を走りますが、駅にたどり着くまで若干迷いました。
駅の眼の前には波板の海岸線も見えて絶好のロケーションでした(何故写真がない!....)。
⑩チェックポイント 吉里吉里駅
AM11:46 吉里吉里駅着。
私が勝手に秘境駅と名付けた駅です。
おそらく宮古~釜石間の駅のなかで幹線道路からのアクセスが一番難しいのでは?と思わせる駅でした。
駅事体も小高い丘の上に位置しているので、ロードバイクを担いで階段を登らなければなりません。
でも、周囲は住宅地なのですが、大小の木々に覆われていて一番秘境的な雰囲気のする駅でした(いい意味で....)。
今回の駅巡りで個人的に一番気に入った駅です。
これから吉里吉里駅から大槌駅まで移動するわけですが、時間的にお昼前です。
大槌までのルート選定について、国道45号線と通るとトンネルを通過しなければならず、相談の結果大槌の赤浜に抜ける山道である”吉里吉里釜石線”という旧道を通ることになりました。
峠道なので若かりし走り屋時代に、愛車のドリ車でドライブに来てました....笑。
PM12:06 赤浜着
天気が良いので、海と空のコントラストが最高です。
ひょっこりひょうたん島のモデルになったと言われる蓬莱島が見えます。
この後、JAで運営しているレストラン”母ちゃんハウスだぁすこ”に移動し昼食。
その後に、11チェックポイント大槌駅へと向かいます。
⑪チェックポイント 大槌駅
PM12:58 大槌駅着。
先月もおおつち新山ヒルクライムで来たばかりなのですが.....。
しかも、実は大槌にロードバイクで乗り入れたのは今回が初めてでした。
来ちゃった....って感じですね(意味不明)。
ひょっこりひょうたん島のキャラクター ドンガバチョさまの前で記念撮影。
大槌駅も有人駅です。羨ましいですね。
磯鶏駅は無人です....悲。
さぁ、残す駅はあと2つ、鵜住居と両石です。
⑫チェックポイント 鵜住居駅
PM13:39鵜住居(うのすまい)駅着。
トライステーション!うのすまい!!。
画像の後ろに、僅かですがこの度のラグビーワールドカップで使用される”釜石鵜住居復興スタジアム”が見えます。
流石にラグビーのワールドカップで使用される駅なので、駅周辺の整備が整っていて、駅ナカにも飲食店があったり施設の充実ぶりが伺えました。
さぁ、残す駅はあと一つ ⑬チェックポイントの両石駅です。
⑬チェックポイント 両石駅
PM14:10 両石駅着。
一応、今回のライドの終点駅となる両石(りょういし)駅。
山の斜面の切り立った場所に位置するこの駅、長い階段をロードバイクを担いで登らなければなりません。
しかしながら、ホームから両石湾が一望できたりと、実はロケーションが最高です。
これで予定していた全13チェックポイントの駅を制覇しました。
しかし宮古~釜石間、何故終点の釜石まで行かなかったかというと、釜石駅に至るまでには長い長~い鳥谷坂トンネル(全長1,350m)を通らなければならないのです。
速度が遅いロードバイクでトンネルを通ると車の交通に迷惑を掛けるため、今回のライドを企画した菅野サイクルさんの判断で断念しました。長いトンネルを走るリスクはロードバイクにとっても危険です。
釜石といえば一応山の上にも旧道があるのですが、路面が悪くしかもヒルクライムを強いられるために今回の旅程的には厳しいとの判断で、終点を両石駅にされたそうです。
PM16:30 帰宅
約7時間に及ぶライドを終えて帰宅したのはPM16:00を周っていました。
チェックインのお客様がいたのでシャワーを浴びて仕事に戻ります。
110kmのライド後の仕事はキツいです.....笑。
まぁ、日中に自分が好きなことをさせて頂いたので、留守をしてもらっていた嫁に変わりフロントへ。
疲れもあったので、その日のうちにブログ更新という訳には行かず本日の更新となってしまいました。
雰囲気が皆様に伝わればいいなぁ~と感じつつ、この度のライド記事のクロージングに入ります。
今回のライドをダイジェストで
Relive動画
これはReliveというアプリを利用して動画作成しています。
その日にライドしたルートをGPSが記録し、そのルート上で撮影された画像をピックアップしてこのような動画が作成出来るというサービスです。
一部無料で利用出来ます。
今回のライドデータ
走行距離 :109.33km
平均スピード :21.1km/h
時間 :5:10:50
消費カロリー :2,879kcal
獲得標高 :1,143m
やはり一日走ると消費カロリーが3,000kcal近くになりますね....。
STRAVAの走行ログです。
今回のライドで得た経験
地元住民としては三鉄を心より応援したいという気持ちは、先日3.23の開業時と何ら変わりません。
上記の記事でも伝えていますが、
と申しております。
が.......、
基本的には車社会である現代。
こうして三鉄さんが満を持して開業となっても、自らが三鉄を使う機会を意図的に作らなければ実際に三鉄に対して貢献することは不可能です。
今回のライドでは三鉄さんの売上的お役には立てていないのですが、各駅をロードバイクで周ることで主要道路から各駅までの位置関係やアクセス道、近隣住民と駅の関わり具合など、鉄道に乗っているだけではわからない事、見えないことを見ることが出来ました。
事実、三鉄に乗っているだけでは国道から駅までたどり着くことは不可能ですし、実際に各駅のホームに降り立つことも無いでしょう。
40年以上この地に住んでいて、今回周った駅の半数以上の駅が初めて訪れた駅でした。もちろん、三鉄では何度か利用していますが、道路からアクセスしたのは初めてという事です。
恐らく、三鉄の関係者さん以外ではほとんど居ないのでは無いでしょうか?。
しかし、ロードバイクで道路側から各駅へアクセスすることで、改めて三鉄さんの存在の大きさ、近隣住民からの熱い支持があるという事実を再確認することが出来ました。
まとめ
色々な意味でいい刺激を受けた今回の三鉄駅巡りライド企画。
参加者が5名というちょっと寂しい企画でしたが、毎年の定番企画となって参加人数が徐々に増えれば良いなぁ~と思っております。
その際は当館での宿泊のパック的なものも検討します。
このような企画を立ててくれた菅野サイクルさんには本当に感謝です。
毎年のミニサイクリングイベントとして定着して頂くよう、改めて頼んでみます。
実際に今回のライド中も、「釜石以南~盛までのルートでもやったら面白そう....」とか、「久慈~宮古間でも駅巡りをやりたい....」など、様々な意見がありました。
宮古サイクル協会主催でなくとも人は集まるような気がしますね。
今回のルートでも出来る限り国道を通らず、旧道や海岸線を通るルートを選びながら走ったので、三陸海岸の絶景を楽しみつつ走ることが出来たので観光振興にもいいと思います。
残念ながらライド中につき、そのような絶景を撮影しながら走ることが出来なかったので、「そろそろGo Proが欲しいなぁ~」と思う今日この頃の管理人でした。
さいごまでお読み下さりありがとうございました。
それでは、また。