みかわ旅館のブログ

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宮古市の宿として2014年に再オープンしてからの日々の出来事を綴ります。

Mikawaryokan's Log

震災に負けず立ち上がった宮古の名も無き旅館の記録
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客船 ぱしふぃっくびーなす 宮古港に来港

はじめに

 いつも当ブログをご覧いただき、本当にありがとうございます。

 

今回も船ネタです......スミマセン。

 

先週の5月20日(土)、客船 ”ぱしふぃっくびーなす”  が宮古港に来港しました。

今回の来港は、”寄港”ではなく”来港”です....笑。

ぱしふぃっくびーなす の旅程(時間的都合?)に寄るものと思われますが、宮古港に寄港はせず宮古湾内にちょっとだけ立ち寄って頂いたようです。

つまるところ、宮古港の沖合いの洋上で船同士?で出迎えるというイベントがあり参加してきました。

そんな ぱしふぃっくびーなす の来港に感謝を込めて、市の港湾課さんがこんな楽しいイベントを用意してくれました。

 

浄土ヶ浜から観光船に乗って出迎え

浄土ヶ浜より  "観光船 第16陸中丸"  に乗って、宮古港沖を走るぱしふぃっくびーなすを出迎えるといういう今回のイベント。

60名の募集に対し、結果100名程度の市民が集まっていたたようです。 

今回のイベントの時刻、ぱしふぃっくびーなす宮古沖を通過する午後17:00付近を目安に、浄土ヶ浜からの我々を乗せた観光船はPM16:30に出港しました。

ご覧の通り、夕刻です。

 

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観光船2階のデッキ部分でもこの混みよう。

ぱしふぃっくびーなす との合流に至るまでの約20分間は市民が観光客になったかのような、うみねこへの餌付け合戦が繰り広げられました。

 

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 いゃいゃ、うみねこに餌付けするなんて何年ぶりだろう.....。

高校時代、盛岡の友達が宮古に遊びに来たときに浄土ヶ浜に案内して以来......?だから実に27年ぶりかな......笑。

 

私も歳を取ったものです。

 

いや、これがまた楽しかったんですよ。

 

一緒に乗った他の方々(殆ど宮古市民と思われます)も楽しそうに歓声を上げていたので、ホント終始観光客気分でした。

 

 

ぱしふぃっくびーなすと合流

ほどなくして、突然ぱしふぃっくびーなすが目の前に現れます。

混雑のあまり、我々は左舷側(陸側)に陣取ることになってしまったので、沖合い(右舷側)から近づいて来るぱしふぃっくびーなすの状況がよくわかりませんでした。

気がつくと、観光船のガイドさんが

「”ぱしふぃっくびーなす” はすぐそこまで来ているよ!」

というアナウンス。

 

 

「おっ!いつの間に......」

 

我々の前に、その巨体を突然現しました。

 

「ぱしふぃっくさん、お久しぶり~!」。

 

 約1年ぶりの再会かな....。

 

 

大歓声と共に大漁旗を掲げて手を振っての歓迎ムード。

ぱしふぃっくびーなすの乗客の皆様も多くの方がデッキに出てきてくれていて、お互いに手を振り合います。

 

 

 

 

 

しかし、この巨体......。

 

海上、しかも湾内で見ると本当に圧巻です。

港に接岸している時とは情緒が違っていて、その姿はさらに壮観なものでした。

 

 

当日は国立宮古海洋技術短期大学カッター部の皆さん、宮古市民女子カッターチーム「おなごぶり」の皆さんが、それぞれのカッターボートに乗り、ぱしふぃっくびーなすに対して 海上の相手の船に対して敬意を表する時に行われる 「かいたて」 を披露していました。

 

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すみません、訳あってスマホでの撮影につき、最大望遠でボヤけてます。

(詳しくは後ほど.......)

 

 

このカッターボートの 「かいたて」 を行ってくれたことに対して、”ぱしふぃっくびーなす” も汽笛を鳴らしてその敬意に対してのお礼を表します。

海上にはこのような暗黙のルール?的なものがあるんだなぁ〜と初めて知りました。

お互いの船の大きさは大小違えど、船同士が言葉を交わすことの出来ない海上において、それぞれの異なる行為によってコミニュケーションを取れるなんて、ちょっと感動を覚えました。

 

 

 

 

そんな中でショッキングな出来事も......

余談ですが、今回のぱしふぃっくびーなすの来港に向けて、万全の準備をしてきたわたくし。

デジカメの電池も満タンに充電し、レンズもピカピカに磨いておきました。
初の船上での撮影。スペース的にも三脚は使用出来無いので、持ち合わせの無かった一脚も事前に購入して当日に挑みました。

しか〜し、ぱしふぃっくびーなすに遭遇するまでの20分間、数枚の風景を撮影をした直後、なんと!相棒の一眼レフがとうとうお亡くなりになってしまいました......。

いや、実は以前から兆候は出ていて2年前にも一度メーカーに入院を繰り返していたのです。

15年前のモデルではありましたが、まだまだ現役という事でここまで修理を繰り返して大事に使ってきましたが、2016年を持ってなんと!メーカーのサポートが終了してしまったのです。

突然シャッターが切れなくなってしまうこの症状は今回で実に2回目。どの部品が悪いのかは大体の検討はついています。

が、如何せんメーカーのサポートが終了したとなると、素人にはどうすることも出来ません。

潔く次の購入計画を立てなければなりませんね。

でも、今週の土曜日には息子の運動会。

 

「さて、パパ.....どうする!?」

 

と自分に言い聞かせています。

 

ぱしふぃっくびーなすに画角をもっと寄せたくても寄せられない.....。スマホですからね。この切なさときたら、カメラオヤジとしてはいたたまれない気持ちでした。

しかも、周りのカメラマニアのみなさまは自前の一眼レフでパシャパシャと取りつつ、デッキ上をフレキシブルに動き回っています。

「いいなぁ〜」 とただただ指をくわえて見ているだけ。せつない......。

 

よって、今回の船の撮影、

9割は手持ちのスマホでの撮影となってしまいました。

 

 

えっ.....!?、

 

「一眼で撮ってもスマホで撮っても大して変わらないじゃないか」

 

ですって!?。

 

そんなご意見も真摯に受け止めましょう。

 

しかし、それは私の撮影技術が向上しないのとは裏腹に、スマホのカメラ性能が上がっているという事実でもあるのです......笑。

 

「カメラと一緒に腕も磨いとけ?」

 

はぃ、おっしゃる通りでございます......。

 

 

 

今回のイベントで思ったこと

さて、本題に戻りまして........。

 

地元の人が浄土ヶ浜の観光船に乗る機会って、本当に少ない(無い?)と思うんです。

強いて言えば、冒頭で述べた通り知り合いが宮古を訪れた際にガイドとして連れ沿う程度では無いでしょうか?。

今回、数十年ぶりに浄土ヶ浜の観光船に乗った事で思ったことが、宮古は優れた観光資源を所有しているという事実の再認識でした。

ちょっと前のブログ記事で、浄土ヶ浜をけちょんけちょんに書いてしまいましたが、そんな意見も持ち合わせていることも事実。

しかしながら、これだけの観光資源がありながら観光客数は年々減少していることも否めません。

綺麗な景色とうみねこたちに囲まれて楽しいひとときを楽しみつつも、観光業に携わる私の心境はとても複雑なものでした。

地元の人間が観光客になったつもりで改めて地元の観光地を周ってみると、それなりに新たな発見や問題も見えてくるものです。

この宮古をなんとかして盛り上げたい。

私の幼少期のバブル全盛期のように......とまではいかなくとも、もっともっと人を呼び込むための施策やアイデアは必要なんでしょうね。

バブル時代の話を持ち上げても、「一重に時代が変わり人々のニーズも変わった」と言ってしまえば簡単なのかもしれません。

今の時代、そんなバブル期とは違って新たなショッピングモールやテーマパークなど、様々な人を呼び込むビジネスの普及に伴い、浄土ヶ浜のような素材のみで勝負すると言った観光資源には人々は目を向けなくなりつつあるのが現状です。

 

お金をかけなければ人を呼び込むことはできない。

 

いや、確かにそうかもしれません。

 

しかしながら、浄土ヶ浜のような貴重な観光資源には、お金だけでは決して作ることの出来ない神秘的な魅力を感じるのです。

 

自然の造形美というそのものは、決してお金では買えないのです。

 

行政をはじめ、我々観光業を含める業種や宮古市民が一体となって、もっともっと郷土の魅力を発信していかなければなりません。

 

そんな意味深な事ばかりを考えてしまった、とある土曜日の夕暮れでした。

 

 

 

まとめ

前回の記事も今回の記事も船関係の記事となってしまいましたが、まぁ港町ですから船を語らずには始まらないところもありますので、どうかご勘弁を。

宮古湾は、岩手県内で唯一500mの岩壁を持つ、国の重要港湾の一つでもあります。

現在、国交省や県とが一体となって、国内、海外の大型客船の寄港地として宮古市を推奨する呼びかけをしている状況にあります。

これが具現化すると、海外の大型客船が宮古港に頻繁に入港することが現実となり、海外の乗船客さんが宮古を観光するような姿を目にする日が来るかも知れませんね。

復興道路を重点とする高速道路網の整備もあと3年を目処に実現しようかとしている現状、海からの観光客の流入も伴えば、宮古市の経済の進展は更に期待が持てるようになると思うところです。

そんな宮古の発展を密かに応援しつつ、来たる近未来に向けて気持ちも新たに頑張ろうとしている管理人でした。