みかわ旅館のブログ

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宮古市の宿として2014年に再オープンしてからの日々の出来事を綴ります。

Mikawaryokan's Log

震災に負けず立ち上がった宮古の名も無き旅館の記録
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みかわ旅館の業務日誌52

久々の満室・満員御礼!

昨日の金曜日の宿泊は、定員21名のみかわ旅館のキャパに対して、宿泊客数21名9室満室という久々のオペレーションでした。

この客数を私含めた3名でこなすのは容易な事ではありません。

わたくし、普段の2倍のスピードで動かないと間に合いません。

 

8月はお盆休みの影響もあり、普段より空室が多く目立ち、そして当日キャンセルも多くなかなか思い通りに行きませんが、月末にきてなかなかのバタバタ具合です。これは嬉しい悲鳴なのですが、写真のとおり、定員21名に対して食堂の定員は16名。夕食の時間帯はみなさまバラバラなのでいいのですが、問題は朝食時。

現場の皆様の朝は早いので、だいたいの業者様はAM6:30に朝食時間が集中します。今日の朝はほぼ同時に15名ほど食堂に入って来られましたので厨房は.....お前らは素人か!というくらいのバタバタでした。

 

この満室は予定通りだったのではなくて、木曜日1泊だけの業者さまが金曜日も泊まりたいとスケジュール変更があったので、既存のお客様に部屋を変わってもらい何とか受け入れたのでした。

 

でも、21名は久々です。うちのキャパでは精一杯。サービスが追いつかないので、やはりお客様に迷惑をかけてしまいます。あまり好ましい結果ではありません。

 

お客様満足を考えれば、少々ゆったり過ごされる程度の予約で調整しなければならないのですが、業者さまに 「お願い!どうにか泊めて!部屋狭くても寝れればいいから!」 と懇願されると No! と言えない日本人が1名。この辺の線引きが甘い若年経営者でございます....。

 

御宿泊ありがとうございました。

 

しかし......良いことばかりでは......

 今のみかわ旅館の一番の問題点は人手不足。うちだけではないのも分かっています。

ただ、先の記事の内容でもお分かりの通り、従業員の絶対数が足りないのです。

21名の宿泊者を従業員3名で受け入れ。そして翌日、9室の部屋掃除と大浴場、トイレ2箇所、1F2F廊下、食堂、エントランス、厨房、これを若女将と私の2名で清掃し、清掃が終わるお昼前、私は仕入に出かけ、戻るのは午後1時。朝4時から午後の1時までほぼノンストップ。お昼の休憩を挟んでから午後3時より夕食の仕込みと客室、風呂の準備、夕方5時にお客様が戻られて、それから夕食の提供。クロージング終了は午後9時。これが月曜日から日曜日まで延々と半年くらいの間続くわけです。

 

被災地の現状、今頑張らなければこの景気は間もなく終わる....。分かっていても、体が言うことを聞かなかったり、やる気が出ない時もあります。経営上の数字は安定していても、やはり事業には気力と体力、そして全ての人に対しての気配りが必要です。

休みが欲しくても、業者さんの工期に合わせて予約をコントロールしなければなりません。

 

これが今の被災地で頑張る旅館の実態。うちだけではないのです。個人経営の限界ではないか?とも感じます。

 

でも、私は辛いとは思いません。この事業を始めたのはこの私です。経営者が弱音を吐けば家族(専従者)の士気に影響します。お客様に伝われば、お客さまが逃げてしまいます。だから、私はどんな時でもお客様の前で絶対に怪しまれる仕草や表情を出さないようにしています。それが当たり前の接客業。

 

税理士さんとの話

昨年の開業からお世話になっている税理士さんが3日前お見えになり、会計ソフトの入力状況などをチェックして行きました。

 

一番の目的は、年間契約を結ぶためだったのですが、色々と現在の旅館の問題点をヒアリングされてアドバイスも頂きました。税理のプロなのですが、経営面もフォローしてくださるので、うちは大助かりです。

 

そんな折、先生からも意外なご意見を頂きました。

「従業員を早く確保して、みかわさんはもっと営業や人脈形成で外に出なければダメです!」と。

 

「それ、私も早くやりたいのですよ!」

 

と言うも、現実は厳しいのです。

 

また、「将来的に従業員が確保出来て営業に余裕が出てきたら、別の業態を立ち上げる事も検討してみては!ノウハウもあるんだから、飲食店とか!」

 

ん~、飲食店は100%無いと思います。経費が掛かり過ぎる プラス 人員が必要です。ノウハウはそれなりにあっても、今の人が集まらない宮古市では厳しいでしょう。

 

でも、別の業態を持つというのは以前から考えていました。旅館業とは全く違った自分のスキルを磨ける技術職系の仕事をしてみたいという夢があります。詳しくは未だ言えませんが...。

 

今の旅館がこのような状況だから!とて将来を諦めるのではなく、今の旅館でこのような厳しい経験をしているのは、将来自分がこの仕事を通じて新たなチャレンジをするための修行をしている! 

 

そう思うと、ワクワクが止まりません。365日休みなしでも頑張れます。

 

やはり、将来に向けての展望がなければ、働いていて、生きていて、楽しくありません。

 

”苦あれば楽あり”

 

楽をしたいとは思いませんが、自分自身をもっともっと追い込んで苦を経験することで 自分の周りの全ての人が幸せになれるんだ! と信じてやまない今日このごろです。

 

 

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